わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました
わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました
成人向完結
発行者:竹井克
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/06/29
最終更新日:---

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わたしの席のすぐ横で、カップルが信じられないことを始めてしまいました 第1章 放課後の教室で
 わたしの名前は村田史絵。  高校一年生だ。  現在わたしは教室に一人残って、文化祭のため任された仕事をやっていた。  しんと静まり返った教室であったのだが、 「だからそれは違うってえ、バーカ」 「えー、違くないよお」  突然賑やかな声が聞こえてきたかと思うと、後ろのドアがバンと開いて二人の男女が入ってきた。  振り返って見るまでもない。  同じクラスの、武田新治と須本春美だ。  二人は付き合っており、たいていいつも一緒に行動している。 「いやいや、だからお前それはさあっ」 「ん、なんか文句あんのお?」  などと言い争っている二人。その延長なのか分からないが、教室の中でいきなり取っ組み合いを開始した。  手を四つに組んだまま、わたしの机の脇を通り過ぎて教室の一番前まで行ったかと思うと、須本春美が押し返して、またわたしのそばまで近付いてきた。  武田新治は、組んだ手を解くと素早く春美にヘッドロックをかけた。そのまま身を沈め、床の上で締め上げる。  だが、春美はそれを振りほどいて、 「油断大敵!」  と、武田を転がして仰向けにし、その上に馬乗りになった。 「くっそ、重い、動けねえ」  武田は悔しそうにそう言ったが、その顔は笑っていた。  春美は小柄で、どう見ても四十キロくらいしかない。男子が跳ね返せないほど重いはずがない。  わたしは興味ない振りをしてノートと睨めっこをしていた。さも困ったような表情を浮かべてみたり。  ちらり、と横目で見てしまったのだが、春美の跨がりかたは、なんだか不自然であることに気が付いた。  喧嘩で馬乗りになるのであれば、普通は胸や腹の上ではないだろうか。ところが彼女は、彼の腰の辺りに跨がっている。  冗談にせよ喧嘩をしていることを考えると、不自然なのはそれだけではなかった。  武田新治が文句をいっているだけで、まったくの無抵抗であること。  須本春美が、自分のスカートの中に手を入れて、腰を上げて、なにやらもぞもぞと動かしていること。  どくん、  それを見た瞬間、わたしの心臓がはね上がった。
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